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家族みんなで寝転べる場所

今回テーマが多世代家族向けのバリアレスホテルで、多世代家族と長期滞在を想定した海外旅行者を受け入れる客室の提案を求められました。

海外旅行者は観光を楽しみ、室内にはあまり居ないのではないかと考えました。ホテルに帰って来ると、歩き疲れて横になってゆっくりと過ごしたいのではないでしょうか。

そこで、リビング空間を減らして、みんなで横になって寝ることができる大きなベッドのある客室を考えました。大きなベッドは旗竿の形になっています。旗の部分で約5m×3mあり、竿の部分で約1m×4mとなります。この竿の部分はソファーとしても使用します。

この大きなベッドは、多世代の家族を受け入れる場所になります。ベッドの上では、寝ることだけでなく、座って本を読んだり、壁に寄り掛かりながらパソコンをいじったりできます。ベッドを大きくすることで、寝るという行為の場所に余白が生まれ、この余白によって様々な他の行為が行えるようになります。また、大きなベッドは家族みんな一つのベッドで寝ることで、寝る行為を共有し家族に繋がりをもたらせてくれます。

ベッドを大きくしたことにより、さまざまな家族形態に対応します。例えば、2人家族の場合は余裕のある大きなベッドで贅沢に寝ることができ、8人家族ではベッドを有効活用し各世代の家族で分け合いながら一緒に寝ることができます。

多世代の家族がみんなで寝転べるくらいの大きなベッドが旅行者を優しく迎え入れてくれます。

Competition:バリアレスシティ実施コンペ2018

Theme:多世代家族向けのバリアレスホテル

Result:入選

Location:東京

Project type:ホテル

Design:2018

Collaborate:

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